無痛分娩はじめてガイド
無痛分娩とは?
無痛分娩とは、170年以上の歴史があり、欧米では広く行われており、
とくにアメリカでは経腟分娩の際にはごく普通のものとして行われております。
陣痛の痛みを取り除くことによって、
妊婦さん、赤ちゃんにストレスなくお産に臨んでいただく方法です。
無痛分娩の方法は?
当院の無痛分娩は硬膜外麻酔によって行います。
硬膜外麻酔とは、背骨の中にある硬膜外腔という部位に
カテーテルという細いチューブを留置し、
麻酔薬を注入して子宮が収縮する感覚は残しながら無痛を獲得する方法です。
硬膜外麻酔の施術の痛みはほとんどありません。
無痛分娩のメリットは?
陣痛の強い痛みや痛みに対する恐怖心は妊婦さんにとって強いストレスとなります。
母体のストレスは子宮への血流を減少させ、赤ちゃんへのストレスにもなります。
無痛分娩により陣痛の痛みが消失するため、母体のストレスが減少し、
赤ちゃんのストレスも抑えることができます。
これにより、妊婦さんと赤ちゃんが良い状態でお産を迎えることができます。
育児は出産が終了した時点から始まります。無痛分娩は痛みが無く、
ストレスが少ないため、体力を温存することができます。
これにより出産後にスムーズに育児を開始することができます。
無痛分娩のデメリットは?
無痛分娩のデメリットは硬膜外麻酔による合併症があります。
また、分娩時間が普通分娩より長くなる傾向があります。
しかし、赤ちゃんが生まれた際の元気さの指標は普通分娩と場合と変わらないことが証明されています。